今年は2月2日が節分でしたね。

あひるが丘子ども園では今日(2月3日)節分の集いをしました。

朝から園庭でイワシを焼きました。火の準備から興味津々の子ども達。「なんかいい匂いがしてきた」「お腹減ってきた」と火鉢を囲み焼けるのを待っていました。イワシの匂いは鬼が嫌がる匂いだと知って体に一生懸命付ける姿もありましたよ。

ホールではひつじ組、ぱんだ組、ばんび組、ごりら組が集まり節分の集いをしました。職員が劇でわかりやすく弱い心(めんどくさがり鬼・好き嫌い鬼・泣き虫鬼・おこりんぼ鬼)を知らせ、みんなで「鬼はそと、福はうち」と大きな声で追い払いました。最後にみんなで「豆まき」の歌を歌いましたよ。

節分の集いの後は各クラスでイワシを食べました。

 

イワシを食べた後はばんび組・ごりら組は園庭で、ひつじ組・ぱんだ組はお部屋で自分の中の鬼(弱い心)を退治しました。

ごりら組、ばんび組では泣きそうになるのを必死に堪えて豆を投げたり、泣きながらも「鬼はそと!」と大きな声を出して鬼を追い払おうとしたり、友達と一緒に鬼に立ち向かおうとする姿がありました。

給食は巻き寿司を食べました。今年の恵方(西南西)を意識したり、「福が逃げるから食べ終わるまでは喋らんとこう!」と静かに食べるクラスもありました。
節分は子ども達を鬼で怖がらせる“イベント“ではなく「自分の弱い心ってなんだろう?」と考え、鬼として現れた自分の弱さと向き合う一年に一度のとても大切な日です。大人の私たちでもわかってはいるけれど流されそうになる日もありますよね。でも、周りの人たちとの繋がりの中でなんとか毎日を過ごしていきます。子ども達にも同じように「弱い心に負けないように」と強い気持ちを持つ事。でも、負けそうになる時には周りを頼ったらいいんだ、助けてくれる友達や大人がいるんだという事を今日一日「節分」という行事を通して伝えました。

お家でも子ども達と節分を通してぜひ話をしてもらえたらと思います。

話したことはまた職員に教えてもらえたら嬉しいです。

やいかがしはごりら組さんが作ってくれました。鬼が再びやってこないように園の門につけてあります。