昨日、ごりら組(年長児)が来て、言いました。

「あんなぁ、明日、赤ちゃんたちにお芋掘らしてあげる!」

「え?なんでなん?」と尋ねると…

「赤ちゃんたち、お芋掘りしてないし!」と、ごりら組の子ども達。

 

先日、幼児組の子ども達は、近くの畑へお芋掘りに行きました。でも、乳児組の子ども達はお留守番でした。そこで、ごりら組のみんなで話し合い、ごりら組が園の畑で育てていたお芋を乳児組さんに掘らせてあげよう!僕たち(私たち)が赤ちゃんたちが危なくないように見てあげよう!」と決めたようです。

 

そして今日、ごりら組さんが育ててくれたお芋を、乳児組のみんなで掘りました。帽子をかぶって、靴を履いて、園庭に出発です!

 

園庭に出て遊んでいると、ごりら組さんがお芋掘りに誘いに来てくれました。

 

 

お兄ちゃん、お姉ちゃんに誘われ、喜んで一緒についていく子もいれば「イヤ!」「もっと遊びたい!」といって、お兄ちゃんたちを困らせる姿もありました。

 

 

さぁ、お芋掘りの始まりです。

お兄ちゃん・お姉ちゃんたちに手伝ってもらいながら、お芋を掘っていましたよ。お芋、出てくるかなぁ?

 

お芋が掘れると、みんな嬉しそうに「ほらー!」と見せてくれました。

 

 

大きなお芋や細いお芋、ぐねって曲がったお芋・・・色んなお芋が出てきましたよ!

 

 みんなが掘ったお芋をケースの中に集めてくれるお兄ちゃん。

 幼虫を見つけて、教えてくれるお兄ちゃん。

あちらこちらで、ごりら組さんが年下のお友達に優しく関わってくれる姿がありました。ごりら組さんのおかげで、みんな楽しくお芋掘りが出来ました。ありがとう、ごりら組さん!

 

 

お芋掘りを楽しんだ子ども達は、好きな遊びを見つけて遊びだしていました。”お友達と一緒”が少しづつ楽しくなってきた子ども達です。

 「Kちゃん、いこう!」

 手をつないで・・・

 「行ってきまーす!」

お友達の楽しそうな姿を見て、一人、また一人と仲間が増えていきます。

 

大人との関わりが大きかった子ども達ですが、”友達”という存在に気づき、一緒に生活したり遊んだりしていく中で、関わりを少しづつ深めていきます。”友達っていいなぁ!楽しいなぁ!と感じられるよう、子ども達と日々関わっていきたいです。もちろん、人と関わっていく事は、楽しいことばかりではなく、ぶつかり合い、自分の思い通りにいかないことも出てきます。そんな場面も、子どもたちにとってはいいお勉強のチャンスです!様々な関わりを通して、人と関わる心地よさ、楽しさを感じて欲しいと思っています。