先週、幼児組さんがお芋掘りに行き、いっぱいさつまいもを持って帰ってきました。職員室のベランダにおいもバイキングで使うお芋が干してあるのを見て、「見て~おいも―!」と毎日教えてくれる子ども達。そして「さつまのおいも」や「おいもさんがね」の絵本も大好きで、「うんとこしょー!」と一緒に掛け声をしたり、保育園の畑のお芋を見に行ったりしてきました。今日は、そんな大好きなさつまいもを使って、クッキングをしましたよ。
まずは、エプロンと三角巾をつけて準備をします。”自分の”エプロンを付けてニコニコの子ども達。大好きなお父さんやお母さんのつもりになって増々クッキングへの期待が膨らみます。
さぁ、クッキングの始まりです。まずは、保育者が子ども達の前でさつまいもの皮をむいていきます。紫のおいもが白色に変わると、「これで、いいよー。」と自分が知っていることを伝えてくれます。固いままでかじろうとした担任を見ると「ダメー!」「まだー!」と教えてくれましたよ。
その後、砂糖、牛乳をお芋をつぶしながら混ぜていきます。いつもはお母さんが使っているボールや木べらを使ってまぜまぜしている、という事がとっても嬉しい子ども達。みんな、混ぜているボールにくぎづけです。その中、待っている子の一人が保育者と一緒にボールを押えてくれました。1人の子がすると、2人、3人とボールを押えてくれる子が増えていきました。期待して自分の番を待っている子、混ぜている子、ボールを押える子、それぞれにクッキングに興味を持ち、期待があるから待てたり、安心できる大人と一緒にしようとする姿に繋がっています。
次は袋に入れて、良くこねていきます。手全体でぎゅっとつぶしたり、指で1つづつかたまりを見つけて潰していったりと、自分なりの方法でみんなでこねていきました。
いよいよ丸めて、焼いていきます。丸めるのはなかなか難しく、ぎゅっと手で固めてもぽろぽろになってしまいました。でも、うまくいかない事も大事な経験です。保育者の丸める姿を見て丸めようと頑張る子もいましたよ。
ジューッと焼いていくと、お部屋にいい匂いがしてきました。子どもたちもまだかなーと待っています。
さぁ、スイートポテトが出来ました。出来立てを、いたただきまーす!さつまいもが苦手な子もいましたが、自分で作ったスイートポテトは、ぱくっと食べてました。
いい匂いに誘われて、りすぐみさんやひよこぐみさんも食べに来てくれました。お店屋さんのようにスイートポテトを置いておくと、保育者と一緒に渡してあげる子や、「○○ちゃん、食べてないわ!」と自分で気付いて持っていっている子や、ひよこぐみさんに食べさせてあげようとしている子がいました。
今日のクッキングを通して、食材に興味を持つことや、安心できる大人や友達と一緒にクッキングをする事の楽しさを感じたと思います。その経験も、これからの遊びの中で何かに見立てて遊んだり、料理をしているつもり遊びをしたり、お店屋さんなどのごっこ遊びに繋がっていき、大人とのやり取りや友達との関わりへと広がっていきます。これからも、こぐまぐみでたくさん遊んでいきたいと思います。