9月の初め、ごりら組28人で運動会をする。「オープニングと、竹馬と、竹登りと、戸板と、野外劇をする。と決めました。だって、前のごりらさんもやらはったもん」と自分たちも取り組んでいく事を宣言をし、毎日取り組んでいます。子ども達の意欲はまだ全ての子や、また、全ての活動場面にあるわけではありません。友だちがしているのを見てやってみようと思ったり、誘われたり、竹登りには関心があるが、戸板には全く関心がない子等、今は様々です。
その中で今日は竹登りとリレーの取り組みを紹介します。
竹登りは上まで登るには力がある、という事よりも、登りたいという気持ちが一番大事なんです。そして、自分が登れたらとってもうれしいし、そのうれしさを同じぐるーぷの、又、他の友だちも味わってほしい、と頑張っている友達を助けます。「教えたろか?!」「持ったろか?!」「手を順番に植えにもっていくねん!!」等と言葉を交わしながら。
部屋では、オープニングの取り組みです。
今日は、ぐるーぷ毎に踊って 「いいところ」「直した方がいいところ」を、見ている子は踊っている子のお父さん、お母さん役(お客さん役)になって言い合いました。写真は格好よくポーズが決まったところです。
先日、自分達で決めたチームで紅白リレーを毎日しています。
まだ友だちに、「赤チームあつまって」と呼ばれても、「白チームあつまって」と呼ばれても、集まるにはとても時間がかかり、走る順番も「1番がいい」と言ったまま下を向いて動かなかったり、という事は多々あります。このような出来事を子どもたちが関わり合って乗り越えていけるよう保育をすすめます。
白チームが集まり、「どんな順番にする?」と作戦会議をしています。
赤チームは走る順番を希望を聞き並んで決めました。
さあ、紅白リレーの始まりです。
線の中に入ったら途中で止める(無効試合)。バトンを渡すのはこの場所で渡す。人数を合わせる。これがみんなで決めた今のルールです。
赤チームが勝ちました!!
赤チームはもちろんうれしくて、負けた白チームに悔しさが出てきました。「なんでやろ」「バトンをよく落としてた」「途中で負けると思ってゆるくしてしもた」「え~〇〇ちゃん絶対抜かすくらい速く走ってほしい」「わかった」等と、思いを言葉で交わしながら、「もっと速くなるために走ろう」「バトン落とさんようにおけいこしよう」とトラックを走る子どもたちでした。
これらの思いは、今は保育士が子どもの思いを引き出したり、聞こう、言おうとするよう助けています。
リレーをする回を重ね、勝ちたい気持ちが次第にふくらみ、同じチームの中で積極的に思いを話し、聞ける集団になってほしいと思っています。
午後からは、世界陸上のリレーをビデオで見て、意欲を高めました。