昨日はそりすべりの代わりにごりら組だけの「お楽しみ」がありました。この日を楽しみにしていた子ども達。

まずはカレー作り。三角巾にエプロン、マスク、手袋をつけて準備はOKです。給食室の小川先生も来てくれましたよ。

具材は【大根・人参・蓮根・ごぼう・小松菜・ツナ・ちくわ】冬野菜のカレーです。

初めに野菜を洗います。「小松菜は根元に汚れが付いているから茎を一本づつにしてから洗うと汚れがしっかり落ちるよ」と小川先生が教えてくれました。

次に「ピーラー」を使って野菜の皮を剥きます。野菜をどう持ったら剥きやすいかも自分たちで考えます。

皮むきの後は小松菜とちくわを切りました。以前にカレー作りをした時の事を覚えていて「持つ手は❝ねこの手❞やな」と声をかけ合い、「そうそう!切るのうまいなぁ」と友達の姿もよく見ています。

小川先生が野菜を切るところも見せてもらいました。♪トントントン♪とリズムよく野菜が切れていきます。「すごい!」「切るの早いな~!!」とプロの技にビックリする子ども達。「いちょう切り」「みじん切り」等、野菜の色々な切り方も教えてもらいました。

包丁を研ぐところも見せてもらいました。研ぎ石を触り、小川先生の手元に注目します。「猫ばばがやってたやつや!!」と劇のお話と繋がり、研ぐ音にも耳をすましています。

野菜の準備が終わった後は、部屋に残り、カレー作りを続けるか、外で釘打ち遊びをするか、自分で選んで活動をしました。

釘打ち遊びでは、❝ノコギリで木の板を切る、紙やすりで磨く、釘を打つ❞といった経験をしました。自分でフエルトを選んで、手を打たないように気を付けながら釘を打ちます。穴を開けて紐を通すと壁かけになりましたよ。子ども達は「何をかけようかな?」「そうだ!マスクをかけよう。」「お母さんにプレゼントするねん」と楽しく話しながら完成させていました。

カレー作りに残った子ども達は小松菜とちくわを炒め、その後は園庭で煮込み、カレールーを割り入れて完成させました!!

 

カレーのいい匂いにお腹もペコペコです。たくさんおかわりをして、大きなお鍋は空っぽになりました。

ご飯の後にもお楽しみは続きます。

おやつはホットドック。一度作った事がある子ども達は手順をよく覚えていました。二度目の今回はパンの切れ目を開く時や、アルミホイルを巻く時に自分達で力加減を調節する姿もありましたよ。

今回はホットドックと一緒にマシュマロも焼きました。竹串に刺して火に近づけます。口に入れると「おいしい!!」「トロっとしてる」と笑顔がこぼれました。

今年度はコロナウイルスの影響で変更せざるを得ない行事もあります。出来ない事はあるけれど、子ども達の育ちを考えながら職員みんなでどんな活動が出来るか?を考えてきました。

初めて見るものや初めて経験する事。そして活動を繰り返す事で自分で考え、気付く事。どれも「楽しみながら」「その身を通して」経験する事を大切にしてきました。

初めての経験からは「もっとやってみたい!」「もっと知りたい」という意欲や好奇心が生まれ、繰り返していく事で「出来る!」「知ってるよ」という自信が生まれます。

今朝、ノコギリやカナヅチを出すと「僕出来るで」「昨日やったから知ってる」と集まる子ども達の姿がありました。

「〇〇君は走るのが速い」「〇〇君はノコギリで切るのがうまい」、29人それぞれに違う得意な事を認め合い、一人一人が力を発揮できる場面で輝いて欲しいなと思っています。

ぜひ、子ども達に昨日のお楽しみの話を聞いてみてくださいね。