今日も運動会に向けて、お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんなど見に来てくれる人に立派な姿を見せようと、体操と行進のおけいこをしました。

しっかり足を上げたり、手を振ったり、真っ直ぐ前を見たり、とごりららしく振舞おうとする姿が出てきています。

そして竹登りリレーをしました。人数を数えたり、アンカーを誰にするかを決めてスタートです。

初めは、自分が乗れたらそれでいいという姿でしたが、竹登りリレーを通して、友達に目が向いてくるようになったきた子ども達。

 

 

「頑張れー!!」

「〇〇くん!絶対下見たらあかんで!」

「あ!前より速くなってるやん!」などと認め合う姿があります。

また、登れていない友達に対して、

「前と変わってないやん」「おけいこしてたん??」

『おけいこしてた』

「私はしてはったの見てた」「僕は見てない」「でもやってたのに、なんで登れてないん?」

『ちょっとしかしてなかった』

「それじゃああかんやん!もっといっぱいおけいこしてないとできひんで!!」「朝早く来てしたり、お昼にしたり、夕方にだってできるで!」「どうしたいん?上まで登りたいん?」「本気でしな運動会に間にあわへんで」

『上まで登れるようになりたい!おけいこもっとするわ!』

「わかった!じゃあ見てるしな!」「応援してるし頑張ろ!」

という関わり合いもありました。運動会の取り組みでは、ただ、上まで登ることをねらっているのでは、ありません。

運動会の当日を迎えるまでの、このような子ども同志の関わり合いや一人一人の心の葛藤などの様々な過程を大事にしています。

その後、紅白リレーをしました。

子ども達で勝てる順番やアンカーを決めたりして始めました。

バトンを同じチームの友達につないでいくリレー。

今のチームは子ども達でグッパをして決めたチームです。

「え?赤チームと白チームは速さは同じなん??」と問いかけると「わからへん!調べてみる!」と子ども達。

どうやって速さを調べてみるか子ども達で考えて、「一直線で走る」ことになり、試すことになりました。

走ってみると、やっぱり速さは違いました。

「この速さの違うチームでいいのか」と聞くと、「同じ速さじゃなかってどっちかが速かったら、勝負しんでもどっちが勝つかわかってしまうから面白くない!」「速いチームばっかり勝つことになったらずるい!!」「同じ速さに合わせたい」という子がいました。

「じゃあ違う速さのチームで今まで走ってたん?一体どーやって決めたん?」と聞くと、「グッパで決めた」と子ども達。

真剣勝負をするのにグッパで決めた事に「それではいけない!きちんと友達の走る速さもよく知ったうえで、チームを決めないといけない!」と気付けるように話し合いをしていきました。

けれども話し合いを進めていく内に「友達がどれぐらい速いか、どんなことを頑張ってはるか知らない」「友達の話しを聞かず、砂遊びをしている」「考えたり、思っていることが言えない」等という姿があったり、本気でリレーがしたいからと一生懸命考える姿が少なかったり、「それが難しい、出来ないのであれば、リレーではなくて、簡単なかけっこをしたらいい。リレーはさしてあげられない。」と子ども達に話しました。

「かけっこじゃなくてリレーがしたい」とは言うものの、やっぱり砂に手が伸びたり、話したり、聞いたりする姿が少なかったり、一生懸命でない姿が・・・

それぞれが自分の事として捉えて、よ~く考えて、自分の意志を持って、また明日話し合いをすることになりました。

野外劇の踊りもそれぞれの役がおけいこ中です!!運動会の取り組みについて又お便りを出すのでみて下さい!