今日は、身体測定をした後、裏山で王様とりをしました。

昨日までの勝負で、かぜ・にじぐるーぷが3、ほし・そらぐるーぷが、5!の3-5になっていました。

そして今日も、その勝負の続きをしました。

チームに分かれ、勝つためにはどうしようか、王様は誰にしようか、と作戦会議をする子ども達。

作戦が決まり、「開戦ドン!!」と勝負が始まりました!

相手のチームの子とじゃんけんします。負けたら、自分のチームの王様が助けに来てくれるまで動けません。

「助けて―!」と王様に助けを求めます。

王様が助けに来てくれました!

「助けて―!」とあちこちで王様に助けを求める声が飛び交います。

子ども達で考え、自分のチームの王様が相手チームの子に捕まらないように、王様を囲んで守ります。

王様を守りながら陣地をでて、同じチームの友達を助けに行きます。

周りには赤チームの子ども達が白チームの王様をタッチしようと狙っています。

こんなところから赤チームの王様が陣地から出るのを狙っている子どもの姿もあります。

そして結果は、、2回戦しましたが、2回戦共、赤チーム(かぜ・にじぐるーぷ)が勝ち、白チーム(ほし・そらぐるーぷ)が負けました。

大喜びの赤チームの子ども達。白チームでは、子ども同志でこんなやり取りがありました。大人も見守り、子どもの言葉を引き出しながら。

A君「王様がな、誰にも守ってもらわんと一人で助けに行くから負けたんやで!」

B君「そーや!Aちゃんのせいやしな!」

C君「Aちゃんが助けに来てくれへんかったし負けたんや!なんで助けてくれへんかったん!?」

D君「出るんやったらな、仲間に出るで!って言ってから出て―さ!」

Aちゃん「違うし!みんなが遠くまで行くから助けに行けへんかったんやで!それとな、私は守ってもらって助けようとしたけどな、BちゃんとCちゃんとE君がなんもせんとボーっとしてたから負けたんやし!」

Dちゃん「そーや!その3人がなんもせんかったからや!チームで戦ってんねんからみんなでしなあかんやん!」

Bちゃん「だってな、相手のチームが近くにいっぱいいたし、負けると思ったから・・・」

E君「僕もな、負けるん嫌やったから。負けると思ったし・・・」

Cちゃん「私は、王様を守ろうとして手つないでたけど、Bちゃんが手ぇ離すから・・・」

Aちゃん「負けると思ったら負けるねんで!途中であきらめたらあかんやんか!もしかしたらな、勝つかもしれへんやん!」

 

「・・・・・」

 

Eちゃん「私はな、あそこで赤チームとじゃんけんして私が負けちゃったから、負けたんやと思う・・・」

 

Eちゃんが話すまでは、負けたのを誰かのせいにしようとしていた子ども達。でも、Eちゃんの言葉を聞き、子ども達の気持ちが少しづつ変わっていきました。

「でも僕もじゃんけんして負けたわ。」

「チームで戦ってんねんし、負けたのはみんなのせいやわ・・・」

「ボーっとしてたんじゃなかってんな・・・」

「私もさっきAちゃんに嫌な事言っちゃったし悪かったと思う・・・」

「これで5-5の同点や!次はみんなで力合わせて頑張ろな!」と話を終える子ども達。

友だちから責められ涙を流していた女の子も「王様とりってな、負けたら嫌やし、ドキドキするけど、楽しい!楽しいしまたしたい!次は頑張る!」と話していました。

 

こうして、楽しい遊びを友達と一緒にする中、自分の思いを言葉にし、相手の思いにも耳を傾けて受け入れ、相手の気持ちを知ったり、方法を一緒に考えたり、遊びを展開していけるように見守り、保育をしていきたいなと思います。子どもの心の葛藤や動きが沢山みられた1日でした。