季節は秋に入りましたが、秋とは思えない程の暑さですね。
毎日園庭で活動する中、水分補給もしっかりしながら活動をしています。
今日も朝のお当番の後、園庭でキッズソーランをしました。
キッズソーラン(ソーラン節)はニシン漁の様子を踊りで表現しています。
みんなに見てもらう中で、たくさんのニシンを捕るはずが、今は小さなメダカを捕っているように見えると言われ、網を引っ張る表現をクジラを捕るぐらいの気持ちで引っ張ろう!本当に力いっぱい引っ張っているように見せたいとおけいこをしているところです。又、他にもいろんな先生にも教えてもらったり、友達同士で見合って気づき、教え合いながら進めているところです。
キッズソーランが終わるとすぐに体操と行進をします。
体操では腕を伸ばすところはしっかり伸ばしたり、行進でも腕を振って足もしっかりあげて歩く事、最後まで顔をあげる事も意識して取り組んでいるところです。
次はばんびぐみのかけっこを応援しました。
かけっこを見ながら「○○ちゃん速くならはったな」「前は負けて泣いてはったのにな泣かんと走ってはる」などと気づいた事を言ったり、また教えてあげようと話しながら応援していましたよ。
そして、ごりらぐみのリレーです。
自分たちでチームを決めて、勝負をしたりおけいこをしてきて、今は11対 8で赤チームが勝っています。
がんばるぞ、がんばるぞ、エイエイオー!まけないぞ、まけないぞ、エイエイオー! ばんびぐみ、ぱんだぐみの子どもたち、先生たちの応援の中、次の友達にバトンを繋ぎ、最後まで諦めないで走りました。
最後の最後に白チームが抜かして、結果は白チームの勝ち!!(11対9になりました)
負けが続いていた白チームは大喜びです。
その反面、赤チームは悔しくて涙する子も。
赤チームでどうして最後抜かされてしまったのかという話になりました。見ていた子は「○○ちゃん最初は速かったのに途中から遅くなってた」と意見を言い、言われた子は「線(白線)から遠いところを走ってしまった」と遅くなってしまった理由を話しました。
白線から離れてしまうとその分走る距離が増えてしまい、遅くなってしまうという事を以前教えてもらって知っていたので、次は同じ事で抜かされないようにしよう!と自分たちでおけいこを始めました。
バトンを次の友達にしっかり渡す事もおけいこ中です。
リレーのおけいこをした後は、竹馬・戸板をしました。
竹馬はまずは一歩踏み出したり、次は○歩進みたい、目標の所まで歩きたい、前よりも高いものを乗って歩きたいと自分の目標に向けてコツコツ取り組んでいます。
戸板も初めは上の所を手や指の力で掴む、足を使って少し上までよじ登る、そして足を上にかけて全身の力を使って登ります。登れるようになったら次は前より速く登れるようになりたいと繰り返し取り組んでいます。
前までは自分が出来たら満足していた子どもたちですが、「23人みんなで一生懸命頑張る運動会にしたい」と決め、23人みんなという事は自分だけが出来たらいいのではなく、友達も一緒に出来る、しかも、相手の気持ちも知ろうとしたり、わかって寄り添ったり、助けてあげたり、励ましたりする事が23人みんなで一生懸命頑張るという意味だと改めて子どもたちに話し、活動の中で感じさせているところです。
運動会に向けて子どもたちは、様々な事に挑戦したり、励ましの中でやってみようとしたり、頑張ろうとする姿があります。
出来るようになってほしいと願いますが、それより(出来る・出来ないの評価ではなく)も、出来るようになりたいと願って一生懸命取り組む姿や、こけてしまった子や困っている子を助けてあげたり、友達同士で頑張っている姿を応援したり、励ましたり、「前は出来なかったけど出来るようにならはった」という言葉が子どもたちから出てくるなど、友達の頑張った過程も知っているという姿を大切に、残りの数日、そして、運動会が終わってからもこの姿を育てていきたいと思っています。