先日から大事に大事に育てているブロッコリーに招かれざるお客さんの烏がやってきて、葉を食べるようになりました。
初めは「うゎーたべられてる」「青虫かなぁ」「探してもいないなぁ」「誰が食べたんやろ」と不思議に思いながら、すずらんテープを渡したり、洗たくバサミで音を鳴らそうと対策をとりましたが、日に日に葉を食べる量が増え、
そして、なんと、カラスが食べているところを発見した子ども達は大さわぎ。慌ててみんなを呼び、「どうしよう」と考えました。「そうだ、おばけをいっぱいつるしておこう」「おばけはこわいもんな」と考え、怖い目がいっぱいついたおばけを作り、つるしました。次の日、見に行くと また食べている。
今度は光るものや!! と折り紙の金・銀を使って風でクルクルまわって光るものを作りました。そして、今日、雨が、雪が降り、「大変や雨でぬれて落ちてるかもしれん」「雨が降ってるし、どうしていく?」「かささしていこ」「ぼくもってる」「ぼくもってへん」「そしたら入れたげるわ」という事になり、見に行きました。
「あーよかった」「もっと食べられてへんわ」とひと安心。「でもな、雨やし烏がきてへんのかもしれんで」と、もっともっと考えは続きます。
自分達が育てているという自覚が毎日の活動から感じられ、その中で考え、やってみる、また考えることの繰り返しを仲間の中でする事を大切にしています。
そして、みんなが大好きな劇 “ももたろう” で使う物を作りました。川役は、水が流れているように。おに役は怖そうなつの。ももたろうはももつきのはちまき。 いぬ、さるは牙を、きじ役はくちばしを。
きびだんご役はきびだんごを。おばあさんは、衣装をまとい、助ける役。少し保育者が手伝いながら、自分でこんな風に作ろうと考え、友達と一緒に作りました。
同じ役でも、イメージは違い、それをお互いが認め合いながら作っていました。また、作ったものを見せ合い、また劇をするのが楽しみになったようです。