昨日の雷雨とはうって変わって、陽射しも”きつ過ぎず”ちょうど良い1日でした。爽やかな風が吹きぬけ、緑の鮮やかな『丹波自然運動公園』に子どもも大人もワクワク・ドキドキして出かけました。そうです、今日は待ちに待った春のバス遠足です。

京都縦貫道に乗って40分程バスで走ると到着です。『自分の荷物は自分で全て持ち、歩いていきます』。

 

 

 

 

 

 

  公園内は色とりどりのお花が植えられ、綺麗に草が刈られ、”いつまでも此処に身を於きたい”と感じれる心地よい場所でした。

 

  公園内は地道で舗装されていない道がほとんどです。しかも、坂道や砂利道。枕木で作られた階段やデコボコの石の階段。子ども達は、何もない所でつまづいたり、こけたりする姿も多く見受けられました。車社会の現代はアスファルトで舗装された平らな道ばかり。しかも、外で走りまわって”くたくた”になるまで遊ぶ経験も少なく、歩く事すらも日常的に少なくなってきています。心と身体の育ちは相関関係にあります。自分の身体の隅々まで「しなやかに、力強く」動かしながら、友達や大人と心弾ませ、心通わせ『あー、おもしろい!!』という経験が乳幼児期に豊かにある事が大切です。『また、明日もやろうなっ!!』『また一緒にやろうな!!』という素敵な言葉を多く子ども達から聞きたいですね。

これは担任が橋のたもとの葉っぱを手に取り「何々?この橋はいつもと違う渡り方をしないと不思議な事が起こる!!って書いてあるよ」と投げかけた遊びです。固定観念・概念が出来上がる前の乳幼児期は想像力豊かに、様々な発想・アイデアを出して遊んでいける柔軟な思考の時期です。後ろ向けで、カニ歩きで、蛸の様に身体をくねらせて等など。また、周りの環境やアイデアを取り込み、変化させて用いていける力も花開いていきます。この後では子ども達から「〇〇って書いてあるみたい、気をつけて!!」と子ども同士で遊んでいました。まだまだ同じような(類似性の高い)発想ですが、経験や想像の中で豊かに遊び合う相手〈友達や大人〉との関わりの中で独創的で柔軟な思考が育ちます。

「大きいなーーーーー!!」と感嘆の声が聞こえてきそうな程見つめていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目的地の広場にあるアスレチックまでの林の中の遊歩道。木漏れ日の中、鶯などの野鳥のさえずりが響き

わたり、春に芽吹いた木々の葉や野草たちのキラキラとひかる緑の中を進みました。「こっちちゃうかぁなぁ?」

「オオカミのお風呂ちゃうかぁ?・・・」等と皆で迷いながら、楽しみながら進みます。

ふわふわ・もこもことした瑞々しい苔に頬を寄せてみました。

 

「菖蒲池」には綺麗なハスの花が咲き誇っていました。

 

 

  大きな大きな芝生の丘ではだれかれといわず、”コロコロ”と転がって楽しんでいました。ちょっと大人は頭が

クラクラしたかな・・・

 

 

 

   

 

  目的地のアスレチックのある広場につき、お母さんたちが腕によりをかけて作ってくれたお弁当や、お菓子を

皆で楽しい会話とともに頂きました。

 

    

 

 

昼食後は子どもも大人もアスレチックで嬉々として遊びました。ロープスライダーはスピードをつけてタイヤに激しく跳ね返る事を競ったり、全身でバランスをとって一本道をスイスイ♪

楽しかった時間を名残惜しくもと来た道をひきかえしました。「あー、おもろ!!またみんなでこよなっ!!」

 

 

 

 

 

 

    楽しい遠足の最後はあひるが丘保育園恒例の”大様とり”を男対女チームに分かれて対戦しました。

結果は二対一で女の子チームの勝ち!!チームワークの力でした!!

これから日々の生活や行事を経て子ども達は心と身体を豊かに育んで生きます。しかし、勝手には(関わらず

には、意図なくしては)育ちません。保育園でも家庭でも『手塩にかけて、粘り強く』子どもに向き合う事のみが

豊かな人格をもった若者に育つと信じています。

とても心地よい一日となりました。