ばんび組も5月頃から少しずつ給食当番をしてきました。
すぐに給食当番ができるのではなく、きちんと出来る事をみんなから認めてもらってから出来るようにしてきました。
その中で、友だちに教えてもらったり、教え合いながらの過程の中で友だちと関わる事も大事にしてきました。
給食お当番というのは、昼食とおやつを、給食室から各クラスに配膳しにいきます。
ばんび組では、1週間交代でお当番を順番にしています。
早く順番が来ないか楽しみにしている子ども達の姿があります。
行く前には、給食エプロンと帽子を被って行きます。
後ろは、やりにくいので友だちに助けてもらっていました。
「うしろとめて!!」
「いいよ。うしろむいて」
「できたよ」
「ありがとう」
着替えた後は、クラスのみんなにお当番に行く事を知らせてからいきます。
「給食当番に行ってきます!!」「お願いします、いってらっしゃい!!」
給食室にも挨拶をします。
「みんなで言おう!!せ~の~で!!
ばんび組です。お当番にきました。ご飯いただきます。」
配膳する前には、きちんと壁際に並んで待っているんですよ。
どこのぐるーぷのご飯か先生から聞き、間違えないように持って行きます。
しっかりとおぼんを持って、歩いて行くこと。
各ぐるーぷに行くと・・・
「〇〇ぐるーぷの〇〇組のおかずを持って来ました」と、挨拶をして入ります。
各机に配膳します。
そして、帰る時には、「失礼しました」と言ってから帰ります。
配膳した後のおぼんもしっかりと持ちます。
給食当番を通して、人の役にたつ事。また、言葉(労いや感謝)を介して他者と関わる中、社会性を身につけていきます。きちんと最後まで自分が任された役目を全うする。『必ずしないとみんなが困る』与えられた・任された「仕事」です。気分でしたり、しなかったりする「お手伝い」と違い、「責任」を伴います。幼いながらも『みんなの中の(集団)掛け替えのない一人』として互いに大事に思い、思われ、一人一人が自分自身を大事にし、同様に他者も大事にする心根が育っていってほしいし、育つと考えます。
ご家庭でも年齢に応じた、『家族の一員としての仕事』を作ってみてはいかがですか?