ぱんだ組(3.4歳児クラス)では、『自分で出来る事を毎日続けよう』とみんなで頑張っているところです。朝の会の時に今日の出来たことを、発表する場をつくっています。

今日も元気に「自分で着替えてきました。」「お弁当を自分でリュックに入れてきました。」と大きな声で教えてくれます。なかには気恥ずかしそうに「ちょっとだけお母さんに手伝ってもらった」と言う子もいます。

 

 

 

 

 

 

 

概ねお母さんにしてもらっていたり、手伝ってもらう事が中心であった0、1、2歳とは違い、手伝ってもらいながらでも自分でもしていく経験を積み、次第に身の回りの事が出来るようになってきつつあります。しかしまだまだ気持ちが向かない事(当事者意識が無かったり、必要性を感じていなかったり)や手伝ってほしい等の甘えたい気持ちも多くあります。

この時期に自分ですることの必要性や、自分で出来ることが立派な姿であるという価値観を大人が示し・求めていく。そして最後までやりきらせて、やりきったことを言葉や表情や態度(姿勢)で評価し、子ども自身が自他ともに認めること(行為)が出来たと実感し、その経験(自信を持つ)を積み上げていくことが更なる意欲を高めていくと考えます。そこで、「朝の着替えは自分でしよう」と子ども達と一緒に約束ごととして決めました。当たり前の事ではありますが、『毎日続ける』という事を大切に、日々意識出来るようにしたり、今後も家庭とも連携をとり、子どもが自分で出来たと感じられるように援助しています。

最近では、「白ごはんをお弁当につめてきたよ」、「朝、妹を起こしてあげたよ」とはりきってお手伝いをする子が増えてきて、たくさんお話しをしてくれます。

「お兄ちゃん、お姉ちゃんやもん!」と話す子ども達の表情や瞳はキラキラと輝いています。

 

日中は子ども達が好きな絵本「おおきなかぶ」のお話の絵を描きました。

「この大きなかぶを誰とひっぱる?」「このかぶどうやってみんなで食べよう?」などと話しながら絵を描いていきましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕だけやったらぬけへんかったし、お母さんに手伝ってもらうわ」「かぶが食べたくってもぐらさんもやってきた」と自分なりのイメージを膨らませてそれぞれの絵が出来上がりましたよ。

今月21日(土)は絵画展があります。9時30分からは大阪国際短期大学の花岡千晶先生によります乳幼児の絵画・造形の見方(捉え方)について講演も予定しております。園外の皆さんも参加出来ますので是非、足をお運びください。