昨日、ぱんだ組のみんなでお面を作りました。
最近あそんでいる赤ずきんちゃんや、動物たちのお面です。
部屋に戻るとすぐにお面をかぶってそのつもりになってあそぶ姿もあります。
さらにお面を作り足して、自分たちのなりたい役のお面を選んでかぶって裏山へ出発!!
担任も、赤ずきんちゃんのおばあちゃんのお面を作り、おばあちゃんになりました!
向こうの方でオオカミがねらっているかのようにこちらを見ています。
『これはな、おばあちゃんにあげるお料理!』と赤ずきん君!
『うん、おいしいよー。赤ずきんの料理を食べると元気が出るよ♪』と話すと、にっこりして、またお料理を作り、届けてくれましたよ!
『あれ、この手紙(葉っぱに書いてあるようです)なんて書いてあるんだろう??』
『いま、おおかみが赤ずきんとおばあさんをさがしています、ってかいてあるよー!』
『えぇっ!大変だぁー!!』
その後、オオカミにつかまってしまってオオカミのおうちへ・・・。
す、すごい顔ですね~!!
この様子じゃ、逃がしてくれそうにありません。
『ねぇ、オオカミさんや。どうしたら逃がしてくれるんじゃ?』
『お肉をくれたら逃がしてやるぞっ!!』
ということで、まだ捕まってない赤ずきんちゃんに、「お肉のお料理を届けて!!」と伝えました。
赤ずきんちゃんが届けたお肉を食べると、ニッコリして、
『いいよー、逃げて』とオオカミ君!
あら、ここにはちょうちょさん達が仲良く飛んでいました。
『さ、お家に帰るわよー』とすぐに飛んでいってしまいました♪ちょうちょの家族ごっこを楽しんでいました。
飛ぶときには『♪ちょうちょ~ちょうちょ~』と軽やかに優雅に飛んでいました。
今の子ども達はお面をかぶり、みんなで共通のイメージの中で遊ぶことを楽しんでいます。
裏山には急な坂道や竹林、お家、広場、ハンモック・・・、いろんな場所があり、その時その時の遊びで、山の中にいるつもり、海の中にいるつもり、赤ずきんちゃんのお家の中にいるつもり等、想像力がかきたてられます。そして、いろんな動物、物語の登場人物等のイメージも豊かに広げられやすい環境です。
さっきまで怖ーい、怖いいオオカミさんだったんですが、うさぎさんが持ってきたラッパ(竹の枝をラッパに見立てています)を吹くと、なんと!!
『優しくなったよー!!』
とオオカミさん!
『ぼくのオオカミは、おいしいご飯を食べたら優しくなるよー!』
『ぱくぱく・・・、はい!優しいよ!』
オオカミさんが怖ーい表情から優しい顔に変わりました。不思議不思議♪子ども達の発想や展開はとても自由!!大人から見れば「何でそうなるの?」と釈然としない事もしばしばあります。でも、それは私達大人も子ども時代に持っていた自由な心。色々なな概念が出来上がる前、頭の中でしなやかに伸びやかに想像を膨らませていた、膨らんでいた子ども時代があったはず。遠い記憶を辿ってみてください。まさに子ども達はその自由で柔軟な思考の時代を生きています。そして、友だち同士イメージが通じ合い、大好きなお父さん、お母さん、先生達と通じ合い認められる事はとても嬉しく幸せな事。私達も柔軟な思考で子どもの心に寄り添いたいものです。
オオカミさんが優しくなったところで、おばあちゃんと一緒にぱんだ組に戻り給食を食べました!
また、明日もみんなで遊ぼうね!