今日は生憎の雨模様となりましたね。大人は雨の日は憂鬱になりますが、ぱんだ組の子ども達は朝からワクワクしていましたよ!だって今日はみんなが楽しみにしていた「雨のおさんぽ」なんです。

「雨が降るとお外で遊べないなぁ…」「でも、カッパを着て、長靴を履いたら行けるんじゃない?」「じゃあ、雨の日にお散歩してみよう!」と、みんなで話をして、雨が降る日を楽しみにしていました。

雨のおさんぽに行くまでにお部屋で[雨、あめ]という絵本と[かたつむりのひみつ]の絵本を読んできました。

 

絵本を見ながら「雨が降ると丸くなるの?」「丸だけじゃないかもしれへん!三角とかハートもあるんじゃない?」(雨の波紋の話です)、「あ、一輪車にたくさん水が溜まってる!子ども園の一輪車にも溜まるかな?」「あひるちゃんは雨好きなんかな??」「カタツムリは雨が好きやから、雨のお散歩で会えるかもしれへん!」「カタツムリの目はツノの先なんやって!」と、好奇心と期待を膨らませてきました。

そして、昨日、「明日は雨が降りそうだよ!降ったらおさんぽに行こう!」と話をしました。大喜びしながら、「一輪車にも水が溜まるかな?」「じゃあ、一輪車を上向きにしておいた方がいいやん」と、夕方、園庭で遊んでいる時に一輪車も上向きに置いて準備をした子ども達です。

そして、みんなの思いが届き、雨の朝を迎えました。「やったー!雨が降ってる!」「お散歩に行けるー!」ジャンプをするほど大喜びの子ども達。自分でカッパに着替えます。

少し難しいところは「手伝って」と友達同士、助け合う姿がありました。

準備はOK!「いってきます」

職員室の先生にも「雨のお散歩に行ってきます!」と声を掛けてから出発です。「えー?雨なのにお散歩に行くの?」「ぱんださん、いいねー!」と声を掛けてもらって嬉しさが更に膨らみます。

「あ、あひるちゃん、嬉しそうやなー!」「気持ちよさそう。雨好きなんやな!」

一輪車には…雨が溜まっていましたよ!

水溜りに出来た波紋は「丸やー!」「三角じゃなかったなー!」

木の葉には雫がキラキラしています。「きれいやなー!」と雨の雫も子ども達にとっては大きな発見です。

木を揺すると一度に雨が落ちてきます。それが楽しくて、「次はあっちの木!」と、園庭中の木を揺すって楽しみました。

思い思いに散策をする子ども達。それぞれに発見をしたり、楽しんでいます。

 

「カタツムリはいないかな??」とみんなで探していると…
「先生!!カタツムリ、いたで?!」と声が聞こえました。

会いたくて会いたくて仕方なかったカタツムリ。絵本を読んで[ニンンジンを食べればオレンジ色、キュウリを食べれば緑色のウンチをする]事を知っている子ども達は「ほんとか自分たちで見てみたい!」とカタツムリをぱんだ組のお部屋に招待する事にしました。

お部屋に帰り、カタツムリを観る子ども達です。「ツノの先に目があったよ!」「あ、ウンチをする穴が見えた!」とそれはそれは興味津々で観ていましたよ。

今回の「雨のお散歩」は、いつもとは違う雨の日にお散歩をする楽しさを感じるのはもちろんですが、

[四季の移り変わりを知り、自然(梅雨)や季節に関心を持ち、深める][梅雨の時期ならではの生き物や私達の過ごし方に興味、関心を持ち、親しむ]

というねらいを持って行いました。私達が暮らす日本で感じられる四季の素晴らしさ。そして、そこに共に暮らす草花や生き物。子ども達に感じて欲しいと願うと共に、私達大人も[感じる心]を忘れずに暮らしたいですね。