今日は避難訓練の日でした。いつもは園庭に避難して全クラスで避難訓練を行うのですが、今日は雨が降っているので各クラスですることになりました。
火事、地震って何かな、という話をしました。火事は火がついて家や物が焼けてみんなのところにも火が来るかもしれないということ、地震は家がぐらぐらして上から物が落ちてきたりすると話をしました。子どもからも「お人形も焼けてしまうん?」棚の上にあるお弁当を指さして、「お弁当も落ちてくるなぁ。」と言葉が出てきて、幼いなりに色んなことを考えているようでした。
前回の避難訓練で防災頭巾をかぶったことを覚えている子がいて、「頭守る帽子があるんやで!」と教えてくれました。防災頭巾を取り出し保育士が反対にかぶって見せて、「こう?」と聞くと、「ちがーう!」次に、かぶらず首にかけて見せて、「こう?」と聞くと、「ちがーう!」最後に正しくかぶって見せて「こう?」と聞くと「そう!」「あってる!」覚えている様子。実際にかぶって見るとほとんどの子が自分で正しくかぶることができました。
その後、火事の時に煙が出てくることを話し、煙を吸ったらしんどくなってしまうこと、その為にハンカチで口を押えて、しんどくなってしまう煙を吸わないようにすることを身振りと分かりやすい言葉を通して伝えました。ハンカチを出してみてと言うと、持っている子は数人でした。「毎日ポケットに入れて持ってきてね。」と子どもに伝えています。家庭でも自分で用意できるようにご配慮ください。
避難訓練を終え、机を出すと「今からなにすんのー?」と子ども達。粘土を出すと、「わー!粘土や!」と笑顔になりました。各自の粘土と大きな粘土包丁を配り、さらに今日はお母さん達に持ってきていただいた卵パックや発泡トレー冷凍ギョウザが入っていた容器から好きな物を取って、それを使って遊びました。
丸めたり、転がしたり、粘土包丁で切った物を選んだ容器の形に合わせて詰め込む子が多くいましたよ。その中で、小さく丸めたものを入れたり、少し大きめにちぎって、卵のようになるまで丸めたり、切った物をいくつも入れたりとそれぞれ形を変えて楽しんでいました。
表面がツルツルになるまで丸める、ペラペラになるまで平らにすることもできるようになってきて、繰り返し楽しんでいましたよ。
また違った素材を組み合わせたり、用具を使ったりして、経験を重ねる中で、粘土は様々な形に変わることを知り、自分のイメージしたものを具現化出来ることを経験の中から発見し、触ったり、形を作る過程でさらにイメージを広げ、また友だちや保育者との『会話』からもイメージを広げ、物を操作したり変化させていく面白さをかんじて行ってほしいと思います。自分で作ったもののお話をしたり、他者の話を聞く人との関わり(心を伴った会話)も益々深めていきたいですね。