「今日は緑地公園に行きまーす!」言うと「やったー!」と大喜びの子ども達。かばんを持って出かけることにしました。
暑いので帽子をかぶって、靴を履いて準備オッケー。「お友達と手をつなげるかなぁ?」と言うと友達を探してつないだり、つなごうと誘われたり。つなげたら子ども同士、顔を見合わせて笑顔になりました。友達の姿も意識していって、一緒に行くことが楽しいと思えるようになってきました。
みんな揃っているのを確認して、さあ出発!長い階段を登っていきます。途中ダンゴムシや草があるのを見つけてじーっと見たり触ってみたりしながら道中も探索していました。
大きなはっぱを見つけました。「こんなんあったー!」と教えてくれて、見つけた子たちで「パタパタパタ」と言いながらはっぱをパタパタさせて歩いていきました。
地面をじっと見ていた子どもが「お米」というので見てみると、稲のような雑草が生えていました。「ほんまやなぁ、お米のはっぱみたいやなぁ」と言いながら、いろんなものをよく見ているんだなぁ、お母さんに教えてもらったのかなぁと思いながら関わっていました。子どものつぶやきを拾うと子どもの中のイメージや背景が見えてきておもしろいですね。
他にもいろんな花を見つけて担任に見せに来てくれたり持って行ったかばんに入れて集めていました。
前回行った時に竹を切っている方にあいさつをしたのを覚えていて、「今日はおじちゃんいはらへんなぁ。」と寂しそうに見ていました。よく覚えているんですね。
前回行った時にヘビイチゴ探しをしたのが楽しかったようで、「早くヘビイチゴのとこに行きたい!」という声がたくさん。ヘビイチゴがあるところに着くと、「あった!」「見て!ヘビイチゴ!」「ここにも!」と夢中になって見つけていました。他にもメタセコイヤの実をいっぱい拾う子や、虫をたくさん集める子、タンポポの綿毛を見つけてふーっと吹く子など、どの子も自然物に興味を持ち、じーっと見たり触れたり集めたりすることを楽しんでいました。
子どもによって興味のあるものは様々です。この子は何が好きか、何に興味があるか、一人一人をよく見てその子の発見した喜びやいっぱい集めたことを共感したり、大人も同じように探してみて一緒に遊んだり、「これは何かなぁ」と一緒に考えてみたりしました。自然物がいっぱいあるこの時期に、子どもが興味の持てるものがたくさんある場所に行って、実際に見たり触れたりしながら探索心を育んでいきたいと思います。そして、ぱんだ組みんなで行く中で友達も意識できるような配慮をしていき、友達と一緒に行くことが楽しい、一緒に探したり発見した喜びを共感し合えるように進めていきたいと思います。