今日のひつじ組は、お部屋で粘土をして遊びました。

粘土は柔らさや冷たさなどの感触が楽しく、手の平や指先を使って

丸くしたり、平べったくしたり、細長くしたりと形が変えられる面白さがあります。

 

今日の粘土遊びでは、お腹をすかせたくまさんがお部屋に遊びに来ました。

「朝ごはんを食べるのを忘れちゃって、お腹がすいたんだ…」というくまさん。

そんなくまさんに、子どもたちは「作ってあげる」「食べさせてあげる」ことになり、

「Aちゃんは、ぶどうとりんご作るわ!」「Bくんは、カレー!」という子もいましたよ。

感触そのものを楽しんだり、手の平を使って平べったく伸ばしたり、細長く伸ばすなど、

手ひとつだけで、粘土の形を変えることを楽しむ子どもたち。

粘土遊びを何度もする中で、より薄く、より長く、大きな○、ダンゴムシくらいの小さな○など、力のコントロールを上手にしながら形を変えていく事が上手になってきました。

中には、粘土の上に粘土ケースのフタを乗せて上から体重をかけて平べったい粘土を作っている子もいましたよ。

「ハンバーグ」「ホットケーキ」「ペロペロキャンディー」「〇〇味のアイス」「ぶどう」と作ったものを見立てたりつもりの中で、繰り返し作ることを楽しみました。

「まんまるちゃん、いっぱいできたで。これは、りんご。これは、ぶどうやねん」

「まだハンバーグができてないねん、まっててな~」

「くまさん、お腹すいてるんじゃない?」「一緒に行く?」と保育者や友だちとやりとりしながら、「くまさん食べていいよ~」と届けてくれる子や、「甘くておいしいなぁ~」「ありがとう」とくまさんに言われて、「また来るな~」と嬉しそうに何度も届けに来てくれる子もいましたよ。

作ったものを見せてくれる中で、

その「できた」という思いやそれぞれのイメージに共感したり、

くまさんにご飯を届けるという目的の中で表現する(作る)ことを楽しんだり、くまさんや友だちとのやりとりをしながら、楽しいイメージを膨らませていく子どもたちでした。

これからも、友だちや保育者と一緒に見立てたりつもりになって遊ぶ中で、

「友だちと一緒に遊んで楽しかった」「またしたい!」と感じたり、子ども同士の関わりが持てるように、保育者も一緒に楽しみながら過ごしていきたいと思います。