あひるが丘の造形活動は今年度も大阪国際短期大学非常勤講師をされている花岡千晶先生に助言を頂きます。
ひつじ組、ぱんだ組の造形遊びでは、子どもが考えたり、気づいたり、わかったり、できるようになったりするように保育をすすめます。
ひつじ組は、素材(エココーン)の感触を楽しみ、ペットボトルやカップ、お菓子の箱等と組み合わせて遊びました。
あそび始めるきっかけ作りはビニール袋に穴をあけた物にエココーンを入れてお部屋に置いておきました。
さっそくエココーンを取り出し
″フワフワ″ ″やわらかい″ ″にぎったらちっちゃくなる″
エココーンの感触を感じている ″いいころあい″ をみて、そっとペットボトル等の容器を子どものそばに置くと、今度は入れたり、出したり、集めたり、入れかえたり
様々な組み合わせを考え、ここでも感触を楽しみながら組み合わせ、″ほら、こんなにいっぱい″と達成感を味わいました。
ぱんだ組は、ビニールテープと様々に切った色画用紙を組み合わせ、ひっつく楽しさ、構成の楽しさを味わいました。
色画用紙の色、形、長さ等、吟味して考えた環境にする事で、1人1人の子どもたちの遊びが深まり、友達とつながっていく。そしてその楽しさを保育者と共有して遊びの達成感が得られた遊びとなりました。
ごりら組は絵画の活動をしました。絵の具の感触を楽しみながら、わたし・ぼくのイメージを広げ描くことを楽しんで欲しいと、絵の具の色を考えます。
スポンジの色3色、クリームはスポンジの濃度よりも少し濃いめ。これらは重ねて塗る感触を楽しむためのものです。しかも混ざってもおいしそうに見えるように考えました。
そして、大好きなフルーツを「そっとつまんでちょいとのせる」と、イチゴやパイナップル、メロンをのせました。「お誕生日にはろうそくもつけるで」とろうそく付きケーキができました。
これらのケーキを、「友達や家族と食べる」とパスで書き加えて、みんながイメージを広げ描くことを楽しめました。途中気付かない時や考えが浮かばない時は、うまーく先生に引き出してもらい、気づいたり楽しかったという満足感を得られた子ども達でした。