今日は、お月見会でした。

「明日はお月見会やんな」「明日がまんまるのお月さまになるな」と、月の満ち欠けカレンダーやポスターを見ながら楽しみにしていました。

お月見の雰囲気が味わえるようにホールを暗くし、野菜や果物を飾りました。

鈴虫やまつむしなど虫の声が広がっていたり、ススキが風にふかれて揺れていたり、

旬の野菜や果物、お団子が供えられていて、子ども達は入ってくると、

「かぼちゃあった!」「あれ何やろ?」「これ何の虫の声?」「鈴虫ちゃう?」「あ、シャンシャン言ってる!」と興味津々。

さあ、お月見会が始まります。

『まんまる池のお月見』のペープサートを見て、秋にはたくさん野菜や果物が採れる事や30日かけてゆっくり小さくなったり大きくなったりするお月さまを見て昔の人は時間や季節を知っていたこと、お日様の光や雨の水などの天気や作ってくれている農家さんがいて美味しい野菜や果物ができること、ご飯を作ってくれるお母さんや給食室の先生たちがいてみんな食べられていること、そしてこれからも野菜や果物がたくさんとれますようにと願いを込めてお団子をお供えすること等を、幼いながらにも感じられる様に話をしました。

そして、ペープサート以外にも飾られているススキ、お月見団子や野菜のクイズをしました。

ススキは何に似ているからお月見で飾るでしょう?というクイズでは、白ごはんが畑に生えている時の稲穂、それを取るための鎌、竹ぼうきどれかを選んで、

「だって色が似てるから」「鎌(稲穂を取る道具)とススキの曲がった形が似てるから」「ススキの茎と竹ボウキの棒はどっちも真っ直ぐだから」など、なぜそう思ったのかという考えたり、みんなの前で話してくれる子もいました。

又、丸かったり細長かったりと色々な形の茄子やお日様の光をいっぱい集めて大きくなるために葉っぱが大きい里芋、こども園にもあるアケビなど、普段あまり見る事の少ない季節の野菜や果物なども紹介していきました。

子どもたちも色々な野菜などを目を見開けながら見ながら、「丸いのと細長いのどっちも茄子なんや」「昔の人は傘にしてたんかな」と言う子もいました。

その後は、部屋に帰る前に、近くで野菜や果物を見たり、「十五夜さんのもちつき」の手遊びを教えてもらったりしました。

知っている野菜や果物を嬉しそうに「さつまいもや〜」と見ていたり、「何か匂いする」と匂いを鼻を近づけてかいだり、「きのこは分かるけどなんて名前のきのこ」「エノキやで」知っている子が教えてあげたりする姿や「〇〇ちゃんより高い!」とススキの長さと友だちの背の高さを比べたりしながら、ススキの長さに気づいて友だち同士でやりとりする姿もありました。そして、見ていると「お腹空いてきた〜」とつぶやく子もいました。

明日は十五夜、

1年の中で1番きれいに満月が見える日です。

きれいなお月さまは見えるかな?

お家でも、子どもたちと一緒にお月様を見てみたり、どんな季節の野菜や果物があったのかを話してみて下さいね。これからも日本の文化を大切に様々なことを感じて生活を送っていきたいですね。