12月15日(土)は、あひるが丘保育園の作品展がありました。
まず初めに、大阪国際大学・短期大学部の花岡千晶先生の講演会がありました。
保育所保育指針が改定になり、変更になった部分や乳幼児期における造形活動での発達の過程、一枚の絵が出来あがるまでの中で、子どもが紙を”選び”、紙の向きを”決め”、色や描きたいものを”考え”、決めて描きだすという行為。見えている、出来上がった絵の上手・下手ではない、『子どもの考えや絵を描いている過程を大人が感じ取っていき、子どもと思いを”共感する”事の大切さ』を教えて頂きました。
その後、各クラスの造形遊びの様子や作品などを花岡先生と一緒に見てまわりました。
子どもの絵は、大人の考える美術作品としての絵画ではなく、心の表出表現です。ですので、上手や下手という捉え方ではなく、心でどのように感じたかが形として表れます。絵や作品を見て、子どもに語りかける事として大事なのは『褒める』という事です。その事で、更なる活動意欲に繋がります。『褒める』というのはただ「上手に描けたね」という事ではなく「私はここが好き」と子どもの表現した事に共感することです。そして、共感される相手が大好きなお父さん、お母さんや、身近な人からだと何事にも変えられない喜びとして心の中に刻まれます。
是非子どもの絵を見て、色んな子どもも想いを聞いたり感じて、褒めてあげて下さい。