10月10日(日)、秋晴れのもと、第55回あひるが丘こども園の運動会が開催されました。今年も昨年に引き続き、コロナ禍のため、ごりら組(年長)とばんび組(年中)のみの運動会となりました。

ごりら組によるオープニング「キッズ・ソーラン」で始まりました‼︎

続いて、ばんび組とごりら組による野外劇「ピーターパン」です。

ばんび組は「とんび」と「ワニ」の役を任されました。ピーターパンにネバーランドの場所を知らせる役です。

どちらの役も元気に楽しく音楽に合わせて体を動かしていました。

ごりら組は「ピーターパン」「海」「フック船長」の役です。

 

9月の初めから毎日、お昼の時間に野外劇のおけいこを担当の保育者と共にしてきました。クラスのみんなから任された役を身体で表現することを楽しみながら取り組んできました。

最後はみんなでフィナーレです♪

そして、ばんび組のかけっこです。

「負けたくない」という気持ちが育ち、これまでの活動の中で「負けるし走りたくない」「でもみんなと走りたい」など様々な心の葛藤を経験してきました。

担任を含めた保育者たちからの「勝っても負けても最後まで一生懸命走ることが大事」というメッセージ(思い)を受け、当日も一生懸命走る姿をたくさんの大人や友達が応援、見守りの中、懸命な姿を見せていました。

ごりら組は紅チーム対白チームによるリレーです。

チームの決め方を話し合うところから始めました。力を合わせないと『決して勝つことの出来ない』リレー。”どの子が速い”、”あの子と一緒くらいの速さはあの子”などお互いを知る(互いを見たうえで)場面(時間)を大切にしました(子ども自身に意識させて)。一人ひとりが集まった23人というクラスの大切な事(リレー)。誰一人欠いてはならないと互いを知る中で子ども達が大事に想いあえる、想いあってほしいと願いを込めて活動を始めています。

活動の中(競い合う日々の中)、勝ちに喜び合ったり、負けて互いを責めたてたりする中、責めたてていても解決しないことに気付き、『負けてしまったのはなぜなのか?』互いの胸の内を(感じた気持ちを)ぶつけ合い、話し合う中(自分の思いを友達に話したり、友達の思いを聞いたりする経験)リレーの活動を通して人と深く関わる経験を積み重ねてきました。

チームでどうしたら勝てるのかを考え、走る順番を工夫したり、速く走るおけいこをしたり、バトンの渡し方のおけいこをしたりしてきました。

チームのために一人一人が全力で走り、バトンをつないでいきます。

一生懸命走る姿に応援にも力が入ります。

 

ばんび組の競技は「おしいれのぼうけんに出発!」です。

2人組で力を合わせて、ねずみばあさんをやっつけます。

ごりら組の競技は「戸板・竹登り・竹馬」です。

「ごりら組23人みんなが頑張る運動会」を目標に活動してきました。自分だけできれば良いのではなく、出来るようになった子はより上(より早く、より高く)を目指しておけいこをしました。そして出来ない友達に関わり、出来ない子が『どうしたら出来るようになるか』と”自分の事のよう”に考えます。また、友達のことを”自分の事のよう”に応援したり、励ましたり、認めたり、時には「ちゃんとおけいこしないと困る」と怒りの想いをぶつける姿もありました。このような子ども同士の関わりを大切に取り組んできました。

 

最後に先生からこれまでの頑張りを讃えるピッカピカの金メダルをもらい、とても嬉しそうな子どもたちでした。

運動会当日はこれまでの楽しい活動や頑張りをお家の方に見てもらったり、たくさんの拍手をもらったりと子どもたちにとっては特別な時間になったと思います。運動会での活動を通してつけた力(宿し始めた他者を想う気持ちなど)をこれからのあそびと生活の中で子どもたちがどのように発揮して見せてくれるのか楽しみです。

最後になりましたが、運動会の代休のため、お休みのご協力をして下さったひよこ組からぱんだ組の保護者の皆さん、ありがとうございました。