5月14日(土)は、子どもの遊具を遊具を作る会を開催いたしました。
日頃、保育園に来てもらう事が少ないお父さん、おじいちゃんに是非保育園に来てもらいたい。男性も保育子育てに参加することが大事。男性ならではの方法で子どもたちと関われることを体感してもらえたら。そして「プラスティック、ビニールなどの材質で大量生産で使い捨ての玩具」が子どもたちの周りにあふれる中、木を使った手作りの玩具。それは、『使う相手を(子どもの顔を)明確に思い浮かべ、心を込めて作る』尊い営み。我々が「便利・利便性」「経済的」を追いかけて発展した文明社会と引き換えに薄れてきた(失いつつある)尊い人間の営みではないかと危惧しています。そして参加して頂いた皆さんには、「参加しておられるそれぞれの皆さんで関わりをもって作業に当たって下さい。関わるとは相手の表情と心情を読み取りながら進めるという事です。是非、多くの関わりを持って過ごしてください」と話しております。なんとなくわかり合っているいると感じてしまう、思い込んでしまう『〇〇のつもり』『〇〇だろう』という感覚から関わりをしっかり持ち合い互いの心の奥底までも分かり合う事に努める事が今の社会で必要な事であり、子どもたちに必要な教育の大きな柱だと考えています。最初は男性の育児参加をどうすれば促せるのかと思案して始めた会でしたが、今ではお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん。ありとあらゆる人たちが『子どもたちの良き育ちの為に!!』参集して頂いております。
今年の遊具作りの会でも、多くのお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが都合をつけて下さり、子ども達、孫のためにと遊具を作ってくださいました。
最初は皆で声高らかに「エイエイオー!!」と始めます。頑張るぞー!!
ホールでは、子ども達が “お家” にしたり、“お店” にしたりして遊ぶ “しきり” 作りが始まりました。
一緒に来てくれた子ども達がダンボールで遊んだり、手伝ったり、保育士と話しをしながら、こんな素敵な“しきり”が出来上がりました。
園庭では、子ども達が大好きなリヤカーの色をペンキできれいに塗り直してもらったり、木々の名札、裏山での遊具など手慣れた手つきで次々と仕上がっていきました。子育ての話、〇〇の話で盛り上がる場面も。
子ども達に紹介をして大事に使わせてもらいます。
新しく作ってもらうばかりではなく、今までに使っていた物の修理もしてくださいました。ごりら組が取り組む竹馬の高さの調節、こわれかけたなわとびかけ、大好きな一本下駄、裏山の椅子など、「危なくないかな」「こんな高い竹馬に乗る子どもはすごいなぁ」等と話しながら
大人が作ったり、修理をしている姿を興味津々で見る子どもたち。物が作られていく過程を知ったり、同じようにやらせてもらったりしながら、育っていく環境を作る事もこの“遊具作り” の大きな意義の一つでもあります。
様々なコーナーで奮闘して頂いた後の給食(カレーライス)は、おいしかったでしょうか
素晴らしく天気の良い土曜日の午前中、集まって下さった皆さんありがとうございました。お仕事等で都合がつかなかった方も気持ちをそえて頂き、多くの人の思いが加わった手作りの遊具、環境を子ども達と共に大切に、大切に使わせて頂きたいと思います。これからも保育園に足を運んで頂き、参加して頂ける行事は様々計画しています。是非これからも気軽に参加頂いて、家庭と保育園が手を取り合って、子ども達が自分の頭で考え、自分の足で立ち、自分の手で自分の思い描く人生を力強く歩いていけるしなやかで逞しい心と身体づくりに全力で取り組む私達大人でありたいですね。
参加頂いたすべての皆様、心を寄せて頂いたすべての皆様に改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。