京都も梅雨入りをし、雨模様の日が増えてきています。日中は気温が高いのに夜半過ぎからは気温が下がる日もあります。規則正しい生活リズムで過ごし、体調管理に留意して梅雨を過ごしましょう。また、食中毒も発生しやすい気候ですので気をつけて下さい。子ども達にも季節ごとの過ごし方を知らせて生活を進めていきましょう。

さて本日は、ぱんだ組・ばんび組の参観日でした。足元の悪い中、多くの保護者の方がお見えになりました。

   それぞれのクラスが毎日行なっている「朝の会」の様子です。年齢によりお母さんがおられる事でいつもと違う様子も見せていましたが、どの子も恥ずかしそうに、そして嬉しくて仕方ないという表情の子ども達でした。   

ぱんだ組が育てているトマトが黄色い花を咲かせています。子ども自身が苗から育てていき、実りの過程を観察しながら楽しみに待つ。ひょっとしたら上手く育たなかったり、誰かのイタズラで採られてしまうかもしれません。ですが成功・失敗体験を子ども自身が経験する中で、「〇〇したらよかったんや」「〇〇したからアカンかったんや」と感じたり、知っていく事が乳幼児の大切な学びです。さあ、今年は上手く収穫出来るのですかねぇ?

ぱんだ組は「自分の大切なものを入れる宝箱」を親子で作りました。それぞれに作る行程も違い、楽しく拝見

させてもらいました。親子で話ながら、相談しながら作る。子どもの好きなようにさせる。大人がどんどん

作っていく。私達は色んな関わりをし、場面場面で関わりや対応を変化させますが「子どもの育ちに必

要な関わりや援助とは?」と絶えず考え選択していく事は必要です。育てたい姿を思い描き、「じゃあ、

今すべきことは?!」と関わりを持つ全ての大人達が思慮深く、夢と希望を持って育てていきましょう。                       

  

 

   

ばんび組は廃材や折り紙などを使ってお店屋さんごっこに使って遊ぶものを親子で作りました。ジュースやケーキなどのデザートにお弁当。子ども達の生活の中に出てくる物にしました。ぱんだ組より一つ大きいばんび組の子ども達は、より経験した(見たり、飲んだり、食べたり等)事のイメージは具体的であったり、鮮明です。しかし、頭に思い描く事を具現化していく技術や具体的な方法(経験を伴った中から生れる知恵・工夫)が伴いません。これから受身ではなく、見てるだけでなく、『やってみる』ことを柱として、イメージをより深く、独創的に!そして、思い描いた事を実行できる知恵をもち、実行できる巧に動かせる身体を育んでいきたいと考えます。今日はお母さんと一緒に手伝ってもらいながら、思い思いの物を作りました。

13人でジュースを飲みたいそうです。私も「飲んでいいよ!」と誘われ思わず微笑みが♪

美味しそうな食べ物を皆の中で紹介しあって、お母さんたちが帰られた後で、お店屋さんごっこを楽しみました。

 

ぱんだ組も作った『宝箱』を皆の中で見せ合いっこをして頑張った事、こだわった事を褒められたり、驚かれたりして気恥ずかしく、そして満足気な表情を見せておりました。良き親子の時間となったのではないかと思います。