先日、ごりら組で決めた“どんな運動会にするのか”というところで、立派に頑張る、最後まで頑張る、もっともっとと頑張る”と話していた子どもたち。そんな思いもあり、朝、夕の時間に頑張っている子ども達が日に日に増えています。

竹馬で歩けるようにと何度も頑張っている子どもたち。

そんなみんなの足の指先はこんなことになっています。

竹の棒を指で挟むので、すれて皮がむけています。

痛いはずです。

しかし、痛くてもテーピングを貼ったらまたすぐに、元の所に戻って竹馬に乗る練習をする子どもたちの姿があります。その子どもの心には大きな意欲が育ってきています。痛いよりも、竹馬に乗れるようになりたいという気持ちの方が大きいのです。

戸板も朝や夕方、子ども達が『戸板のおけいこするので見てください。』

とやってきて始まります。

これも腕に青あざをつくりながら痛いだろうに何度も何度も挑戦します。

登れる子も、もっと速く登れるように、もっともっとと何度も何度も挑戦しています。

 

そして、自分のことだけするのではないのがごりら組です。一緒におけいこしている友だちに目を向けて、子ども同士で助け合っておけいこしていきます。ごりら組のみんながやると決めた種目です。

最初は全て助けている姿から、助けてくれる子と助けてもらう子とで丁度良い助け方を互いの意見を出し、すり合わせていきます。

“助けすぎたら相手の為にならない”“助けてもらいすぎだな、もうちょっと自分で出来るぞ”

こうした関わりは、短い時間では子どもたちで気付いていけません。また、大人が入ってしまうと受身になり自分の力になりにくいです。子どもたちの中で感じて考えて試していくことで、芽生えていく力なんだと思っています。

クラスでの活動と、一緒に朝夕の時間に自主的に、または友だちの誘いの中でのやりたい、やろうとする子どもたちの関わりや経験を大切に運動会の日に向けて、しいてはそれ以後の子どもたちの活動に向けて頑張っていって欲しいと思います。そんな子どもたちの意欲をどんどん応援していきたいと思います。

活動が充実してきた子どもたちは、片付けのときにも、この重たいマットを持って全速力で走って片付けに行きました。

こうした充実感やぼく、何でも出来るんだという思いが膨らんでいくと、生活の様々なところでも意欲が出来て『立派な子どもたち』と育っていくのだと思います。

こうした子どもたちの姿がどんどん出てくるよう、ご家庭の皆さんと子どもののいろいろなお話をしながら、子ども達の育ちを応援していきたいと思います。

明日もがんばれ!子どもたち!