ぱんだ組はぐりとぐらの絵本が大好き。ぐりとぐらのように、カステラに必要な物を集めたり、作ったりとつもりになって遊んでいます。

「ここがまだ甘くない!」「ここもおいしくしないと!」と言いながら紙を貼ってお砂糖やバターを作ったり、「卵もいるなー!」と子どもの声をきっかけに花紙を丸めて卵を作ったり、大きなカステラを作るには、たくさんの小麦粉がいる!と大きな小麦粉を作ったり。牛乳は昨日、ダンボールで宅配便となって届き、食べ物を何でも食べるくいしんぼうねこに取られないように、ぐりとぐらのラベルをみんなで貼ってぐりとぐらがくれたものだと分かるようにしました。

やっと全部の具材がそろいました。大きなカステラが作れそうです。子ども達が自分で作るからこそそこに気持ちが向いて、イメージが広がり、よりつもりになって遊ぶことができます。この具材を使って、子ども達のごっこ遊びを広げていきたいと思います。

 

そして今日は自分だけのカステラを作ってみることにしました。「絵本の中のカステラはどんな形だったっけ?」と聞くと、「まるいかたちー!!」と大きく手を広げながら教えてくれました。「じゃあ見てみよう!」と絵本を取り出して、ぱんだ組のおまじないをみんなでかけてみました。ページを開けてみると・・・「やっぱり丸やー!!」丸いカステラがおなべから顔を出しました。「あれ、でもこのカステラは四角いカステラだねぇ。実は先生、ぐりとぐりのカステラみたいに丸いカステラの作り方知ってるねん。特別にみんなにも教えてあげようか?」「うん!」

先にがはさみを使う時のお約束。「はさみはお友達に向けてもよかった?振り回してもよかった?」「だめー!」と確認しました。「四角いカステラのおやまをチョキン!おやまをチョキン!・・・あら?丸くなったー!」と子ども達にはさみで角落としのやり方をやって見せました。

さっそく子ども達もやってみます。初めての角落とし。はさみを切ることが楽しくて小さな小さな丸になってしまった子もいたけれど、丸いカステラを作ることができました。「おかわりほしい!」と何度もやっていましたよ。

好きな色のお皿に貼って、フォークもつけてできあがり!本当においしそうです!

でき上がった後に床を見ると、切ったお山がいっぱい!「お掃除するわ!」「私もしたげる!」とほうきとちりとりを持ち出して、小さなお山もぜーんぶ子ども達で掃除をしました。

道具の使い方は「慣れる」ことしかないと思います。繰り返しやってみて他のことでも手先を使っていきながら、自分のイメージしたものをできる限り、そのままに作る表現力につなげ、製作の楽しさを感じてほしいものです。

この作品は運動会の飾りとしてみなさんに見てもらえるように飾る予定をしています。ぜひ見て下さい!