昨年の海岸清掃の様子を再掲載いたします。今年の海岸清掃は6月9日(土)にあります。本日お便りが出ていますので、あわせてご覧いただき、是非参加して頂きたく思います。お待ちしています。
去る6月10日(土)に恒例となり、第6回目をむかえました社会貢献活動・海岸清掃に行ってきました。今年も趣旨に賛同いただいた多くの方の参加で無事に終えることができました。今年は過去最多人数の参加で大人21名、子ども19名、職員10名の『50名』の参加となりました。そして今年も現地から臨海合宿宿舎「まいまいハウス」の館長さんも参加くださいました。
今年で6回目を迎えた海岸清掃活動。初年度は「おとうちゃん」、男性のみで行う事を目的として始めた活動でした。子どもに背中で語る。つまり「言葉だけでなく、行動で示す『教育(子育て)』をしていきたいですね」と始めた活動でした。
第1回から毎年参加していただいたお父さんが末子のお子さんが年長児で卒園する事で節目として、今回で最後になりますと丁寧に話してきて下さいました。1年目は5人で始めた海岸清掃活動。1泊2日でまいまいハウスに泊まり、夜は火を焚いて、バーベキューをして、ビールを飲み、語り合ったあの時を思い出しておりました。長い間ありがとうございました!ご苦労様でした!!
今年も海岸線は浸食され大きな砂山が準備されていて、私たちの知らないところでのご尽力やご苦労があることを知りました。最近のニュースでも大きく取り上げられていましたが、地球規模での環境への配慮(温暖化を防ぐために)は待ったなしだと感じてるところです。
「ひょっとしたらこの海岸も地球温暖化の影響じゃあないのだろうか?」
私は幼少期の頃の夏休みはこの神崎海岸での海水浴でした。家族との思い出が詰まったこの海。今年は年中児になった長男も海岸清掃に参加させました。
『人の為に何かが出来る人になろう』
『人同士が関わる営みを「丁寧に豊かに」行っていきたい』
人や自然の中で生き、人や自然の中で生かされている自分自身を関わりや体験を通して感じて知り(理解し)、生きていく。私の息子たちや皆さんの子どもさんに伝えていきたいと願っています。「おとうちゃん、ゴミ拾いたのしかったなぁ~。夏になったら泳ぎにこようなっ♪」帰ってからの息子の言葉です。やはり、子どもたちにとっての喜びは『誰とどの様に関わりを持って過ごしたか』ということに尽きる!!と改めて感じているところです。楽しい遊園地や高価な玩具でも喜ぶことはありますし、知っています。しかし『物質』のみでしか幸せを感じない、感じられない人にはなって欲しくないと願っています。幸せをどんな場所でもどんな時でも見つけられる『しなやかな心』育みたいですね。『幸せの物差し』。心を育む親子や我々でありたいです。
海岸に着いてトイレに行ったすぐ横の草むらにいいもの発見っ!!「あっ!!かえるやぁーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
すぐに「大捕り物」が始まります。「そっちっ!!」「つかまえろっ!!」
さいごは逃がしてやりました。よかったね、かえる君。
舞鶴観光協会の会長さんにご挨拶をし道具を借りました。差し入れのお茶も頂き作業開始です。
作業をしていると知らない大人と子どもが居られることに気づきました。声をかけると、福知山市の幼稚園に通っている年長児とお母さん、おばあちゃんで、同じようにお泊り保育を8月に行ってもらうから「まいまいハウス」を見に来た。すると、まいまいハウスの方が海岸清掃をしてる人がいると教えてくれたので一緒にさせてもらっているんです。
私は、仮に海岸清掃の話を聞いても参加されない方もおられる中、参加して子どもに何かを感じさせたいと感じられる方が居られたことに心を弾ませて喜んでおりました。その方が、帰ってお友達や知り合いにこの活動の事を話をし社会貢献に取り組む機会を持つ人の輪が広がっていけばいいなと願っています。ご苦労様でした。
この日は強風で砂が舞い上がる天候でした。砂埃をよけながら楽しいお弁当タイムです。お母さんの手作り弁当はとっても美味しかったです!!
昼からは観光協会の会長さんから浜辺は重機が入り、ゴミを取り除けそうなので松林の枯れ松を取り除いてほしいと頼まれました。枯れているので軽いんですが軍手をしていても「チクチク」手に刺さり痛かったです。皆でがんばりました。
今年は109袋のゴミを取り除くことが出来ました。例年より大きい袋を用意して頂いたようで、実際は1.5倍位のゴミだと思っています。(163.5袋。数ではないと笑われそうですが・・・)
今年も多くの人の参加のもと社会貢献・海岸清掃活動を無事に終えることが出来ました。参加してくださった皆さん並びに、携わっていただいた全ての皆さんありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
ちっぽけな一人一人の私たちですが出来ることは必ずあります。
『誰かと一緒に関わり生きることは煩わしさもあるけれど尊く、私たちすべての人に必要なこと』
私は『人は人との関わりの中で生き、人との関わりの中でしか豊かに生きられない』と信じています。そして現代の文明の発達した便利な世の中は、人同士の関わりを省き、簡素化された『逆に』極度に生きづらさを感じてしまいがちになってしまっていると思っています。
どうか皆さんの人生の傍らに大切な子どもや家族がいて、多くの人が居られる事を切に願っています。そして、望んでも望まなくても『人の世話になって生きていること』を忘れず、子どもたちにも教育の柱として伝え、育ててください。そうすることで私たち全ての人が極度に生きづらさを感じることがない世の中ができるはず・・・。
皆さんおつかれさまでした。来年も多くの方の参加をお待ちしています。ありがとうございました!!