12月8日は成道会です。12月8日は土曜日のため、1日早いですが、今日ごりら組とばんび組でお参りに行きました。

 

仏教の開祖、お釈迦さまがお悟りを開かれた日であり、そのことをお祝いする日です。曹洞宗(そうとうしゅう)では、12月1日~12月8日の期間を「臘八摂心(ろうはつせっしん)」と呼び、特に「一日中座禅をする」ことをさします。「臘」は12月を意味する臘月の略。「八」は8日のこと。「摂心」は心をおさめるという意味。寝る以外は座禅をして過ごします。

行きとし生ける全ての『命』を大切に考えられ、また、全てのいのちの幸福を願われて、出家、修業をされ、悟り(真理)を開かれたお釈迦様。その教えを子どもたちにわかりやすく伝えるべく3つのお約束を毎週月曜の朝礼(4・5歳児)に唱えています。

・みんな仲良くいたします

・生き物をかわいがります

・進んで良い事をし、悪い事はすぐやめます

仏教保育の精神である『あらゆるものの生命への慈しみの心を育てる』事を、全ての子ども達の心根として、日々の暮らしの中で遊びを通して学び、育んでほしいと願っております。そして子ども達の言動は身近な大人である私達や時代を映す鏡です。良い姿も良くない姿も私達をモデルとして吸収したもの。私たちの言動や生きざまを改めて見直す時間として「臘八摂心」を過ごされてみてはいかがでしょうか。変えよう、変わらなければと思い、願った時が成長のチャンス(機会)です。私達と一緒に頑張りましょう!

 

成道会の後は、ばんびさん初めてのピアニーをしました。昨日から予告していましたので、早くピアニーがしたいとワクワクしていた子どもたち。まずはピアニーを吹くためのうたくちを出して、息を吹く練習をしました。台にしていたイスに、紙をぶら下げてうたくちから息を吹いて紙がゆれるかやってみました。「ゆれてるで!」「できたぁ~!」とそれだけでもウキウキの子ども達でしたよ。

 

そしていよいよ、ピアニーを使います。約束は「ピアニーは赤ちゃんのように大切に扱うこと」「勝手に音は出さず、音を出すとき、止めるときの合図を見ること」です。

そーっと持ち運び、慎重に袋から取り出す子どもたち。

ピアニーにうたくちを差し込み、吹く準備はととのいました。けんばんに目印の色シールをつけているので、それをたよりにまず赤いシールの音を出してみました。”ど”の音です。一音一音どんな音か確かめながら鳴らしていきましたよ。

 

 

その後は、担任が鳴らした音を探してみたり、担任が吹いた音数と同じ数を吹いたりしてピアニーを鳴らすおけいこをしました。

 

そして最後にお片付けです。うたくちの片付けにもお約束があり、吹き口と差し込みをそろえて、そこにだけ水をかけてキュッキュッキュッと洗います。ぐるーぷごとに順番に洗いに行きました。

うたくちの袋にホースを丸めて入れる事が初めてで、難しい子もいましたが、みんなきちんとお片付けできました。

少しづつピアニーになれ、メロディーが吹ける日が楽しみです。