春、ぴよぴよ保育園に入園し、保育者や友達と出会い、安心して遊び、食べて、眠ることができるようになった子どもたち。

夏、秋を越え、そして、冬。

身の回りのことにも少しずつ興味を持ち、自分でやってみようとする姿があちらこちらで見られるようになってきました。

〈着替え〉

初めは保育者と一緒にズボンをぎゅっと上げてみようとしたり、ずり下ろして脱ごうとしてみたり

このような関わりから、だんだんと自分で足をズボンの穴に入れてみようとしたり、自分でズボンをずり下ろそうとしてみたりする姿につながっていきました。

保育者に見守られたり、一緒にしたりする中で、子どもたちが「できた‼︎」と感じられる経験を丁寧に積み重ねてきました。

「自分でやる」という姿だけではなく、「着替えたくない」「今は遊びたい」などといった姿もあります。また、「できない」「やってよ」と甘える姿もあります。このような子どもたちの気持ちも受け止めながら、一人一人のタイミングでできるよう関わったり、保育者と一緒に楽しくできるように工夫したりしています。

〈靴下や靴の着脱〉

お散歩が大好きな子どもたち。

靴下や靴を履いたり、脱いだりすることにも意欲的です。

 

Iちゃん、R君にお友達のお手伝いをお願いすると、快くお手伝いしてくれました。

大きい子が小さい子のお手伝いやお世話をしてくれる関わりがぴよぴよ保育園ではたくさんあります。そして、また小さい子が同じように手伝ってあげる姿に繋がってくれるといいなぁと思っています。

靴や靴下を履くことより、脱ぐことの方が子どもたちにはやりやすいので、まずは靴を脱ぐ、靴下を脱ぐことから一緒にやってみて下さい。

〈ボタンの留め、外し〉

パジャマのボタンを留めたり、外したりすることにも挑戦する子が増えてきました。自分のボタンをすることは難しいけれど、ボタン付けの玩具に挑戦してみたり、友達のボタンをしてあげたりする姿もあります。

他にも色々な身の回りのことをやってみようとする姿があります。

〈片付け〉

〈みかんの皮剥き〉

〈ゴミ捨て〉

 

〈手洗い〉

〈食べる〉

身の回りのことが自分でできるという嬉しい気持ちは「自信」や「意欲」につながっていきます。

そして、大人ができたことを一緒に喜んだり、褒めたりすることで、子どもの嬉しい気持ちはより膨みます。

また、子どもたちは、「自分でしたい気持ち」と「甘えたい気持ち」を行ったり、来たりしながら、自立へと向かっていきます。

その時々の子どもの気持ちに寄り添いながら、大人と一緒に楽しく身の回りのことができるといいですね。

そして、便利な世の中になった今だからこそ、毎日の生活や遊びの中で子どもたちがしっかりと手指を使っていくことを大切にしていきたいと考えています。

ご家庭でもぜひ意識して子どもと関わってみてください。