「おおきなかぶ」の絵本を見ました。「うんとこしょ、どっこいしょ」とみんなで声を合わせ子どもたちもかぶが抜けるように応援し、言葉の繰り返しを楽しんでいました。かぶが「すぽーん!」と抜けるのを見て大喜びでした。

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子どもたちも絵本に出てくるブタさんに変身!「大きなかぶを抜きに出発!」「ぶー!!」と張り切って裏山へ行きました。

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以前裏山に植えたかぶはどうなっているのか、「大きなかぶはどこかなぁ。」と言いながら探していると、こんなところに大きなかぶが!「なんと!大きなかぶじゃ!」と思わずおじいさんの口調になって驚いたり、「かぶ、あったよー!」と大きな声で担任やお友だちを呼ぶ子どもたちです。

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さっそく皆で抜こうとしますが、なかなか抜けません。こぐまぐみの子どもたちも参加し、一緒に引っ張ってもらって、やっと「すっぽーん!」と大きなかぶが抜けました。

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いすをコンロに見立てて、抜いたかぶを使っての調理が始まります。石や葉っぱを入れ、かぶを一緒に焼いているつもりで遊びます。葉っぱを砂糖に見立て、かぶのお面にかけておいしい料理ができました。「甘い」「おいしい」と食べる真似をして、見立て・つもりあそびを楽しんでいました。

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見立て・つもりあそびがどんどん楽しくなってきた子どもたち。実際には無いものを補うために何かをイメージの中で代用する事。それは新しい発想や工夫する知恵を育みます。そして誰かとイメージを共有することまで出来れば、他者と繋がり合い、分かり合えたという心地良い経験として心に刻まれていきます。その繰り返しが、人の中で育ちあい、社会の中で生きる喜びや術(すべ)を知っていく事になると思います。誰かと心が、気持ちが通じ合うって簡単なようでとても難しい事。乳幼児期は遊びの中で多くの大切な事を、その身を通した経験の中から学びます。日常の生活経験を豊かにし、丁寧な会話や絵本の読み聞かせ、非日常の感動体験などなどと同時に子ども達と同じ目線で、喜び、驚き合える存在として私達大人もありたいでですね。

絵本の内容をイメージしてつもりになることで、かぶを一生懸命引っ張ったり、おじいさんやブタのような話し方や鳴き声になったりと、より具体的な表現が出てきました。また大きなかぶごっこしようね。