園庭にあるかりんの木から実がたくさん落ちています。

こあら組ではかりんのシロップを作りました。

 

 

担任がかりんを半分に切る時、真剣に見る子ども達。とても固くなかなか切れないのを見た子ども達は『がんばれ~。』と声援を送ってくれました。やっとのことで切れたかりんの種を見て『くろ~い。』と驚いていました。

種を触ったり、かりんを匂いをかいだりと興味津々。

小さく切ったかりんを一人ずつタッパーに入れ、『美味しくなってね。』と魔法をかけました。

かりんさんのおめめがパチッと開いたらかりんのシロップが出来ると子ども達に伝え、みんなが見えるロッカーの上に置きました。そして上の写真は二日後(今日)に撮りました。少しですが、氷砂糖が溶けシロップが出来ました。

子ども達は毎日かりんを見ては『かりんさん寝てはるな~。』と言って目が開くのを楽しみにしています。

そして今日はお部屋で「やさい」の絵本を見てから粘土遊びをしました。

手のひらでころころと丸める子。

綿棒や容器を組み合わせて遊ぶ子。

上手にころころと丸める子。

包丁を出すと、上手に切り「やさい」の絵本ででてきた大根やほうれん草に見立てたり、ウインナーに見立てたりと切る事が楽しい子。中にはお弁当のお歌を歌いながら切っている子もいましたよ。

大根やウインナーおにぎりをたくさん作ってくれました。

これは、アイスクリームにキャンディー、ジュース。

同じようには見えますが、それぞれイメージを持って作ってくれました。

お誕生日の歌を歌いながらたくさん切ったケーキをお友達に『どうぞ』とあげていました。

『これ、かりんやねん。かたいねん。』と切っている子もいました。

子ども達は粘土遊びが大好きで、はじめからおわりまでずっと遊んでいます。手先も細々したこともできるようになってきて、ちぎるだけだったところから、丸めたり転がしたり、道具を使ったりできるようになってきました。

様々に手先を動かす中でできたものを自分の好きな物や身近なものに見立てて遊ぶ事を楽しんでいました。一人が見立てた物を聞いて、真似して同じ物を言ったりすることが多かったのですが、今日は一人一人が別の物に見立てていて、自分の中でのイメージが膨らんできた証拠だと思います。

今後も様々な素材を使った遊びを通して、また、遊びだけでなく普段生活する中でも手先をふんだんに使っていきたいです。また、イメージする力が少しづつついてきている子ども達。粘土だけでなく、砂、新聞紙等様々な素材を使って、見立てる遊びをしていく中で、イメージに共感したり、やりとりをしながらもっとイメージが膨らむように促していきたいです。