いよいよ本格的な冬の到来。気温が低く、寒いと、外に出て体を動かす事が億劫になりますが、やっぱり、外に出て自然の中で過ごす事はすごく気持ちがいいです。

空気が乾燥して、様々な感染症が流行る季節ですが、体調に気をつけ、元気に過ごしていきたいですね。

 

さて、今日のぱんだ組は、裏山へ行き、『木の実あつめ』をしましたよ。

ぱんだ組では、明日12/6に小麦粉粘土を使って『パンづくりごっこ』の活動を予定しています。今日は明日のパンに入れる“いいもの”をたくさん集めました。

「パンづくりをしよう!」とこの活動が生まれた背景には、ぱんだ組で今遊んでいるごっこ遊び『くいしんぼうくじらごっこ×パンどろぼうごっこ』があります。どちらも絵本からイメージが広がり、ごっこ遊びに繋がり、今さまざまなやりとりを楽しんでいます。

絵本やごっこ遊びに出てくる、「パン」

このパンってどんな味かな? ねずみさんがこんな顔するくらい美味しくないパンってどんな味? このパン食べてみたいなあ…。 パンってどうやって作るの?

じゃあ、作ってみよう!とパン作りの活動をすることにしました♪

さっそく、昨日、園庭と裏山に木の実あつめに出かけましたが、子ども達のお目当てのどんぐりが少ししか落ちていませんでした。「困ったなあ、これじゃあ美味しいパンが作れないね」と子ども達。

「じゃあ、武田先生、りすのパンどろぼうさんに電話して、どんぐりを裏山に届けてもらうように言っておくね!」と約束しました。

そして、今日、ワクワクしながら裏山へあがると、沢山のどんぐりが落ちていました!

「うわあ、いっぱい!」「ほんとにりすさんが届けてくれたんやなあ」「大きいで、このどんぐり!」と嬉しい気持ちとワクワクでいっぱいの子ども達。夢中で集めていましたよ♪

「こんな大きいのあったわ」「ほんまや、大きいな」「大きいのいっぱいあったし、一個あげる♪」なんて、そんなやりとりをする姿もありましたよ♪

たくさん集めた後は、遊ぼう!と丸太すべりをしたり、どんぐりを狙ったどんぐり泥棒のオオカミがやってきて、ごっこ遊びが始まったりしました。

たくさん遊んだ後は、美味しいご飯!たっぷり遊んで満足した気持ちだと、次の活動に気持ちがスッキリと向かいます。

昨日とは比べ物にならないくらいずっしりと重たいカバンと、明日の活動への期待をもってお部屋に戻る子ども達でした。

さて、明日はお伝えしている通り、小麦粉粘土で『パンづくりごっこ』をします。食べる事はしませんが、エプロンと三角巾のご準備をよろしくお願い致します。子ども達はカレンダーを何度も確認し、とっても楽しみにしています♪

明日の活動もそうですが、友達と一緒に、同じ経験をすること、楽しい気持ち、嬉しい気持ち、ワクワク、ドキドキを友達と一緒に感じ、共有する事をとても特別な経験だと考えています♪自分の感じた楽しさや嬉しさを、誰かに共感してもらえたり、共有できると、楽しさや嬉しさが2倍に感じられたり、心が温かくなったり。逆に、悲しい気持ち、困った気持ちを誰かに共感し、聞いてもらえると、何だかスッキリしたり。

「誰かと一緒っていいな。思い通りに行かない事もあるけれど、友達と一緒って楽しいな。」と感じる事ってすごく良いな。子ども達が、そんなふうに感じられる場面、経験を大切にしたいなと、改めて思います。

明日の活動から、パンのイメージが膨らみ、ごっこ遊びへのイメージへと繋がり、そのイメージが友達と繋がり、ごっこ遊びがさらに楽しくなれば良いなと思っています。

せっかく14人が集まったぱんだ組だから。せっかくだから、ぱんだ組みんなで。ぱんだ組みんなで楽しいことしたい。

『14人みんなでぱんだ組だから』 そんな風に、担任だけでなくぱんだ組の子ども達も感じてくれたら良いなと思っています。