あひるが丘こども園の0歳児クラスひよこぐみは、4月、片方へ寝返りができるようになった子や、四つばいのハイハイで好きなところへ移動できるようになった子など、月齢の小さな子どもたちの姿がありました。
10月、子ども達は今、のびのびと身体を動かし色んな事ができるようになっています。
この半年、わたしたち保育者は子どもが一人一人、自分の力で身体を自由に使えるよう、援助したり見守ったりしてきました。
その運動遊びを一部今日は紹介したいと思います。
大人は、よちよち歩き出した赤ちゃんを見るとつい早く歩けるように手を繋いで引っ張ったり、働きかけが多くなりがちです。
しかし、せかされて歩けるようになった子は爪先で歩いてしまう事が多々あります。
かかとを床につけて体重がかかとから小指、親指に移動し、親指で蹴って歩く、という人間本来の歩き方をしっかりと獲得するには、ハイハイを十分にしておく必要があります。
しかも、しっかり開いた両手指を床につけ、足の親指で床を蹴る高ばいがとっても大切なのです。
せかされて歩けるようになった子は、自分で自分の身体をコントロールする力が弱く、転倒、ケガが多くなります。
どのように歩けるようになったか、左右差のアンバランスがないかなど、細かく観察しながら、子ども達が遊びだしたくなるような環境を用意し、子ども達のずりばい、四つばいのハイハイ、高ばい、などの運動を誘いかけたりしています。(歩けるようになった子も、大人も、この運動はとても大切なんですよ。)
歩けるようになった子を“ヒョイ”と抱っこするのではなく、段差やくぐる・・・などの身体のバランスをとる運動を取り入れ、しっかりと歩行できる力が育つよう取り組んでいます!
①探索
➁坂のぼり
③段差
④ロープくぐり