今日は凧あげの凧を作りました。初めに折り紙とシールを見せると「何それ?」「見せて!」と興味津々です。
折り紙を見せながら「大事」に扱うことを分かりやすく伝えると、くしゃくしゃにせず、大事そうに持っていました。シールを渡すと上手にシールをめくり折り紙に貼っていきます。
シールがめくれない時は、保育士に「手伝って!」と持ってきます。4月当初は自分で出来ないと泣いて自分の気持ちを表すことが多かったのですが、「手伝って!」と自分の 思いを、出せるようになってきました。保育士が少しめくる手を貸してあげると、そこから自分で今一度やってみて、めくって貼ります。全部大人がしてしまうのではなく、子どもが自分でするところを作ったり、一緒にすることで少しずつ自分で出来るようになったり、自分でしようとする姿になるのは、シールのみならず、生活、遊び全てにおいてそうだと思います。
貰ったシールを張り終えると、「ちょーだい!」とシールのなくなった紙を持ってきて新しいシールと交換して欲しいことを伝えに来ます。
全部貼り終えると「できた!」と嬉しそうに見せに来てくれます。ペットボトルに凧糸でつけて、凧の完成です。
自分で作った凧を持って園庭に行きました。みんな「何をするのかな?」とワクワクしながら靴を履きに行きます。子ども達を見ると、凧でどのように遊ぶのかわからない様子です。その姿を見ていた園庭のひつじ組のお姉ちゃん達が来て「凧するの?」と声を掛けてくれました。りす組の子ども達に遊び方を見せてあげて欲しいとお願いすると、「こうするの!」とやって見せてくれました。
お姉ちゃんの姿を見て遊び方が分かり、真似をして凧を持って走り始めました。凧が揺れるのを楽しんだり、走るのを楽しんでいました。
まだ小さいのでお正月とは何なのか意味は分からなくても、このように遊びを楽しんだり、大人が挨拶をするのを見たり、歌を歌うことなどを通して、お正月の雰囲気を楽しんだり、日本の伝統行事の一つであることを身体や経験を通して知っていき、大切にしようとする心を育んで欲しいと思います。