早朝保育の時間では0歳児から年長までの子が一部屋にいて過ごします。

幅ひろい異年齢で関われる大切な時間。りす組の子ども達はもちろん、小さい子は一緒に遊んでもらう喜び、大きい子も小さい子に対して関わり方(どんな言葉や調子や動きが適切なのか?等)など経験することができます。

日中の活動や、ご飯の時などにお兄ちゃん、お姉ちゃんに会うと嬉しそうに手を振ったり、「おーい!」と呼んだりと親しみを持つようになりました。

 

みんながそろうまでの時間(登園完了の9時)、お鍋やお皿の玩具にチェーンを入れて「いただきまーす!」と手を合わせて食べるつもりをしたり、お友達や保育士にも「はいどーぞ」と届けに来るなどして遊びながら過ごしました。

 

お皿からお鍋にチェーンを入れ替えたり、チェーンや、レンゲを集めたりする子もいます。

沢山集められたら嬉しそうに見せに来てくれます。

 

みんながそろってからは園庭であそびました。「お外に行くよ!」と言うと自分の帽子を取りに行く子ども達。「園庭に行く時には帽子!」毎日の見通しの中で習慣となりました。また、「靴をはくよ!」と言ったら自分の靴を持ってきて、玄関に座り自分ではこうと頑張る姿もあります。

紅葉の季節になり、綺麗な葉っぱや大きい葉っぱが落ちているのを集めたり、一輪車に入れて園庭を走ったりします。

 

 

 

マットや板を組み合わせてお山を作ると興味津々で寄ってきます。入園当時に比べ上手に板を登れるようになりました。

板と箱を組み合わせると、両手を広げてバランスを取りながら登ります。登れたら嬉しそうに保育士の方を見て手を動かし、喜びを伝えてきます。

 

バランスをとったり、足の力を使ったりなど、毎日のリズム運動や園庭などの運動遊びを行ってきての成長した姿です。

 

 

お部屋でも園庭でも色々な物を組み合わせて身体を動かして遊んだり、手先を使い、遊べるような環境を作り、子ども達の「やってみたい!」という気持ちを大切にしています。子ども達に意欲があるからこそ運動面においても成長することができます。そして、意欲があるからこそ、人や物の環境に自ら働きかけ、自分の(自分たちの)生きやすい環境を作り上げていけるんです。子どもの発達段階に合わせた環境を作ることで今必要な運動能力や心を育み、養っていきたいと思います。