今日はきょうだいぐるーぷで過ごす日でした。
少子化の影響により、兄弟がいない子どもが増えたり、地域でも遊び場の減少などにより、子ども同士が関わり合う場が少なくなっています。
そこであひるが丘では、平成13年より縦割り保育を実施し、異年齢(2,3,4,5歳児)の中で、遊びや生活のルールを教えたり、考えたり、又年上の子に憧れを持ち、頼り、年下の子を助け、助け合うなど、子ども同士が毎日の生活の中で、自然に他者と関わる力(コミュニケーション能力)が豊かに育つように配慮しています。
このようなねらいを持って、10月の終わりと11月は、1日ぐるーぷで過ごす日を週に2回設け、異年齢での関わりが持てるようにしています。
かぜとにじぐるーぷの子ども達は、史跡公園までピクニックに行ってきました。
そらとほしぐるーぷに「いってらっしゃい!」をしてさあ、出発です。
ごりら組ばんび組は、ぱんだ組ひつじ組さんと手を繋いで歩きます。
道路側はお兄ちゃんお姉ちゃんが歩き年下の子たちを守ってくれます。
途中で手が離れたら「手をはなしたらあかん。」と優しく教えてあげる姿もありました。
歩きながら、「あれは、オオカミの煙突やで。」「レモンの実や。」「ブルーベリーがある。」など楽しみながら話しているとあっという間に史跡公園に到着。
楽しく遊ぶためのお約束をしたあと、かぜ対にじに分かれどっちが力を合わせて遊べるか競争をしました。
まずは、ぺんぎん、こあら、おさるの遊びです。絵が描かれたカードをめくります。
ぺんぎんが出たら一緒にぺんぎん歩きをします。こあらが出たら抱っこです。おさるが出たらおんぶです。
ごりらさんとばんびさんがひつじぱんださんをおんぶしたり、抱っこしたり「おもたーい。」と言いながら楽しみました。
次は、ばんび組さんが親子遠足でした、でかぱん競争です。
ぺんぎん、こあら、おさるの遊びは、かぜぐるーぷの勝ち!
でかぱん競争は、にじぐるーぷさんの勝ちでした!
ぺんぎん、こあら、おさるの遊びをしている時、「おそいわぁー」「もう絶対まけた。」と責め合う姿があり、楽しかった遊びも楽しくない遊びになってしまいました。保育者も一緒に入りみんなで話をし、もう一度気持ちを切り替えて、でかぱん競争スタート!
でかぱん競争では、にじぐるーぷもかぜぐるーぷも、「がんばれー」の声が聞こえたり、年下の子に優しく関わったりと、助け合う姿が見られました。
こうやってたくさん経験をしていき、お友達を大切に思い、人の痛みをわかろうとする子ども達(大人)になってほしいと思います。
その後は、それぞれがしたい遊びを見つけて遊びました。
すべり台みたいに滑れることを発見したり、
ごりら組さんが登っているのを見てばんび組さんやぱんだ組さんも登ってみようと挑戦してみたり、
どんぐりもたくさん落ちていてどんぐり拾いに夢中になっている子もいました。毛糸やアルミホイルをもらい、素敵なものを作っている子もいましたよ。
保育園に帰って給食は、屋上で食べピクニック気分を味わいました。
これからも異年齢の関わりを大切に上記のことをねらって保育していきたいと考えています。